実録。私立の通信制高校に入学するまでの費用

子育て

通信制高校への進路を検討されている方も最近は増えていると思いますが実際はまだ少数派。あまり周りに実際に進学した方もおらず、費用のことなどを詳しく知る機会が少ないのが現状ですよね。

我が子の通信制高校進学に際し実際何にどのくらい費用がかかったのかまとめてみました。

通信制高校を検討している方の参考になれば嬉しいです。

試験合格から入学までに支払う学費について

入学試験選考料と入学金について

10月に面接試験、自己PR作文を提出する自己推薦試験を受験し合格。合格通知と共にまず入学金の支払いがありました。

  • 入試の選考料 1万円 
  • 入学金1万円➕施設設備費6万円 計7万円

入試を受けてから大体10日程で合格通知書が届き、7万円の振り込み用紙も同封されていました。

事前に入試説明会で金額の説明を受けていたので準備できていました。

通信制高校は中3の生徒と保護者向けに毎月入試説明会やオープンキャンパスを開催しているところが多いようです。

9月の入試説明会に息子と参加し面接入試の内容と入学金の説明を受けました。

授業料についても詳しく説明してくれるので興味がある高校の説明会には参加しておくのがおすすめです。

オープンキャンパス体験記はまた別の記事を載せる予定です。

特別活動費

3月上旬に入学式前のオリエンテーションがありました。

オリエンテーションで今後の授業料の説明についてや就学支援金の申請書の説明など重要な書類の配布と書き方などの指導を受けました。

ここで特別活動の参加行事を決めて、申し込み参加料が必要な活動があれば授業料に上乗せして支払うとのことで息子と特別活動を選択して決めました。

ちなみに特別活動って何?って思いますよね。

私は全日制公立高校出身のなので意識したこともなかった活動ですが・・・。まあ、よくある大きなイベント、体育祭文化祭なども特別活動だそうです。

通信制高校の特別活動内容

高等学校卒業条件として、特別活動に3年間で30単位時間以上の参加が必要です

活動内容は主に下記のような活動です。

  1. ホームルーム活動: 学習指導や進路指導が中心で、通信制高校では月2回のスクーリングや動画授業の中に組み込まれることがあります1
  2. 学校行事: 入学式、卒業式、文化祭、体育祭、修学旅行などが代表的です。通信制高校では任意参加の場合もあります
  3. 生徒会活動: 生徒会役員の選挙、イベントの企画・実施、校内新聞の作成などが含まれます

全日制の高校と違って必須の活動と、選択できる活動があります。

通学コースによって異なりますが活動ごとに単位数が指定されていて合計で3年間で30単位取得すれば良いそうです。

息子は文化祭、体育祭、終業式、ホームルーム、BBQ会(笑)、ボウリング大会(笑)に参加で30単位取れそうです。なんだかBBQとかボウリング大会とか。楽しそうな活動ですねぇ。

特別活動費 6000円

BBQ参加代3000円とボウリング大会参加費3000円のみ費用がかかるため6000円の支払いが発生

まあ、プライベートでBBQとボウリングしても合計で6000円は費用としてかかりますよね。

特別活動は、全学年参加希望者でランダムに交流するらしく、学年の垣根を超えて友達作りができるといいですね。

3年間で30単位以上獲得できればいいので沢山の行事に参加しなくても分散して参加したり、費用も調整することができるところがいいですね。

無料の活動を選べば0円にすることも可能。町内清掃、DVD鑑賞など無料の活動もありました。

通信制高校によって活動も違うので活動費は予定していた授業料とは別に準備が必要なところです。

息子が行く通信制高校は修学旅行は任意。基本ホームルームと特別活動に参加することで単位を取得するスタイルのため修学旅行費は希望しなければ費用はかかりません。

修学旅行は絶対行きたい!!というお子さんならやはり修学旅行がある高校を選んだほうがいいし、

どこへ行くのか?3年間で合宿は何回行くのか?などによって費用がかかるので、どのような方針なのか予算との関係考えて学校選びのポイントであると思います。

ちなみに息子は行きたい時に友達と、家族と行きたい人と行きたいところに旅行したいタイプ。

別に学校で行かなくてもよくない?(笑)ってタイプなので修学旅行、合宿は任意のところを探しました。

一年生の授業料の総額

支払いのメインとなる授業料。

  • 単位履修料28単位分 280000円
  • 補習料180000円
  • 特別活動費6000円
  • 諸経費(行事費、通信事務経費、教材、ICTシステム費、生徒証代、印刷代など)54000円

合計52万円➖13万4736円(就学支援金)=38万5264円

私立の通信制高校も就学支援金の対象

対象は「授業料のみ」です。

入学金、施設設備費、教育関連諸費は対象外です。

通信制高校の場合にはスクーリングにかかる費用などで対象外となるものがあります。

また、就学支援金は、高校が生徒本人に代わって就学支援金を受け取り、授業料に充てる仕組みなので生徒(保護者)本人に直接支給されるわけではありません。

入学説明会の際に就学支援金の申請書の説明もあり、その場で申請方法や書類の書き方なども教えてくださいました。

世帯年収などで支援金も異なりますし、申請しても年収によっては対象外になった場合は、支援金分の減額された金額を後程支払うケースもあると説明を受けました。

我が家は共働きですがギリギリ適用されるのではないかと。(お願いします〜)今、国会でも議論されている就学支援金。今後の動向が気になりますね。

追加で支払いがあるかもしれないと考えて、我が家は余裕を持って60万程度準備していました。

その他の費用(制服、PC、交通費)

入学金以外の支払いが考えられるものは以下の費用です。この部分は通学コースや学校によって全くかからない事があったり、購入しなくても良い場合もあるため明確な金額は想定し難いのですが、購入する場合は高額になる項目なので参考になればと思いまとめました。

  • 制服の有無→制服は購入せず0円。私服代6990円のみ(ユニクロのジャケット6990円)と中学校のブラウス、スラックス、パパのネクタイを代用。
  • パソコン購入→55000円
  • 交通費→定期券または通学日数分の運賃(未定)

制服について

制服は任意の所が多いですが、中には指定の制服がある学校もあります。

息子は制服が嫌いなので、通信制高校を選ぶ際も制服が任意なところを選択しました。

オープンキャンパスに行った際も女の子は自分でカスタムした制服スタイルを楽しんだり、私服で個性を出している子など様々な服装で通学しているようでした。

男の子は私服またはジャケットを羽織る程度のカジュアルな社会人のようなスタイルでした。

私は毎日洋服を考えるのが面倒だと思うタイプなので制服好きでしたが、息子のように指定されるのが嫌い。暑い寒いに応じて好きなものが着たい。おしゃれしたい。などこだわりがあるなら私服がおすすめです。

制服は高額な買い物。結構重要なポイントです。

一応高校の制服販売案内がありカタログで確認してみましたが、一式(ジャケット、スラックス、長袖シャツ、ネクタイ)揃えると60570円(通学バックを除く)でした。

息子はユニクロでジャケットだけ購入。ズボンは、、、中学校のものを再利用。(偶然同じようなデザインで使える!!)ネクタイはパパからお下がりで代用。

年に数回の学校のイベントしか着ないので、なんちゃって制服をカスタムしてみました。

結果6990円(感動ジャケット1着)で済みました。

パソコン購入

息子が入学予定の高校は、PC必須。

クロームブックまたはiPadでオンライン授業を受けたり、レポート提出もPCからの送信で提出するため

入試説明会の頃から推奨されるスペックやOS、価格についての説明がありました。

家電量販店で購入しても良いし、すでに自宅にある物で対応できるならそれでOK。

今から購入する場合は学校を通じて購入したほうが学割があったり、必要な機能が揃っているか心配しなくて良いかなと思います。最近は小、中学校でもクロームブックは使用されているので子供の方が詳しいかもしれません。

ちなみに息子の分はクロームブックを学校で購入し価格は55000円でした。(価格変動あり)

通学の交通費

どれくらい通学する日数があるのか、全く通学せずネットコースなのか、週5で通うのか。通信制高校の通学スタイルは様々です。

息子は週1回は必ず通学するコース。あとは時間割によって変わりますが大体1年生は週3日来たら

充分です。と先生からアドバイスがありました。ちょうど定期券か都度払いで電車に乗るか定期券のお得度があるようなないような微妙な回数、、、

と追加でアドバイスをしてくれました。

まずは入学して1ヶ月程度通学の様子を見てから定期券と都度購入どちらが安いか比較して購入することにしました。

結果、支払い総額527,254円でした

初期費用となるものも多いので、2年目、3年目はこの金額よりも抑えられていると予想。

子供の行きたい!!という学校に行かせてやりたい気持ちはありますが、やっぱり金銭面も大事なポイントになります。

途中で払えなくなって学校を辞めるなんてことが起きてはいけないのでしっかり調べ、準備することが必要です。

我が家は中学1年生の頃から通信制高校への進学を考えていたので学費については色々と資料を取り寄せ授業料の高い学校を基準にして教育費を準備しました。

子供も一緒に調べてくれるようになり、どのくらい高校にお金がかかるものなのか自覚したようです。

奨学金制度や教育ローンも利用可能ですし、オープンキャンパスに参加することで費用の詳細は説明を受けることができるので不安なところは前もって聞いて準備しておきましょう。

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